ワイナリー「丹波ワイン」見学~Lezza botanica vinoへの道~

ヌウアトリエ

投稿日 2021年 9月 20日

ワイナリー「丹波ワイン」見学~Lezza botanica vinoへの道~

 

豊岡鞄のSDGsの取り組みとして、富田興業株式会社が展開する「LEZZA BOTANICA(レッザボタニカ®︎)プロジェクト」に、Atelier nuuも参加することになりました。

LEZZA BOTANICAとは、食の副産物である皮の鞣しや染色に、植物由来の副産物を再活用するサステナブルな革づくりのことです。今回、Atelier nuuは『LEZZA BOTANICA  VINO(レッザボタニカ ビーノ)』と呼ばれるレザーを使い、当社のアイコンシリーズparcelのミニダレス、ダレスポシェットを製作します。

『LEZZA BOTANICA  VINO』 は、ワインポマース(搾りかす)を鞣しと染色の両方に使用しています。ワインポーマスに含まれるポリフェノールによって、力強さとしなやかさを備えた革が生まれ、深みのある色と抗菌・消臭効果※を叶えることができました。※抗菌:5.7前後(2.2以上抗菌)・消臭96%以上(カケン調べ)

 丹波ワイン

今回LEZZA BOTANICAの企画を知り、せっかくなのでワイナリーで撮影したいということでぱっと思いついたのが「丹波ワイン」さま。Atelier nuuから車で1時間半ほどの京丹波町にあります。豊岡からは一番身近なワイナリーで、バッグの撮影と、ワインの搾りかすができるまでの工程を見学させていただきました。
突然のお願いにもかかわらずとても親切にご対応していただきありがとうございます。

 丹波ワイン/ぶどう畑

一面に広がるぶどう畑。
思わず駆け出したくなるくらい壮大で、童心に帰ったような気分になりました。
普段も田舎暮らしですが、それを上回る大自然に触れることができ、気持ちがリフレッシュするというのはこういいう感覚なんだろうなと、癒されたぶどう畑でした。


丹波ワイン/ぶどう収穫
丹波ワイン|ぶどう畑2

ぶどう収穫の様子も見せていただきました。
沢山のぶどうを見ながら食いしん坊な私は食べたい衝動にかられて、我慢我慢と思っていたら、「食べてみられますか?」とのお言葉を。
ありがとうございます!
早速一粒いただきました。食用のぶどうよりも粒が小さく、種と皮の間の実の部分が少ないのが特徴で、酸味も強めでした。種をかむととても渋いらしいです。

 丹波ワイン|収穫したぶどう

こちらが収穫したぶどうです。
この後、「除梗」という作業に入ります。
除梗(じょこう)とは、ぶどうの果梗を除去する作業のことで、回転式の放射状の棒により、自動で果粒と果梗が分離されます。

 丹波ワイン|ぶどう除梗機械

こちらが除梗する機械です。
フランス製でスポーツカーのようなかっこいいフォルムに、同行していた男性スタッフはすげーと興奮していました。こういう機械は男心をくすぐるものなんですね。


丹波ワイン|積み上がったぶどうの入ったかご

トラックに積み上げられた大量のかごには大量のぶどうが入っています。
量の多さにに圧倒され、これを全部除梗するのはどのくらいかかるんだろうと思いましたが、9時頃からスタートされて午前中のうちには終わられていました。さすがです。

 丹波ワイン|ぶどうを入れる

丹波ワイン|ぶどうが流れる

丹波ワイン|房から取れたぶどうの実

丹波ワイン|ぶどうの梗

慣れた手つきでかごから機械にぶどうを投入。
ベルトコンベアー方式で、ぶどうが上に登っていき、あっという間に実と梗が分かれていきます。
こういう作業の様子を撮影するのは燃えるようで、撮影スタッフ夢中でパシャパシャとシャッターを切っていました。ぶどうの実だけが落ちていく様子がお気に入りの写真のようです。
この機械に入れるだけで上手い具合に除梗されてしまうので、やはり効率化を図るには設備投資をするのは大切なんだなと感心しました。


この後、圧搾機により搾汁され、搾りかすになります。
今回その搾りかすをいただき、ドライにしてみました。

ワイン搾りかす

ワインに使われたぶどうの皮をドライにする人はなかなかいないだろうなと思い、搾りかすを広げながら不思議な気持ちになりました。
少し店頭ディスプレイに使わせていただこうと思います。

Lezza botanica vinoダレスポシェット
今回のLezza botanica vinoは、こちらの搾りかすで鞣し、染色されたレザーを使用しています。
普段は捨てられてしまうものを使い、自然に優しい手法で作られたナチュラルレザーのバッグをぜひお手に取ってご覧ください。

 

撮影協力:丹波ワインさま公式サイトはこちら

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